当社は現在仕入れられる製品であっても、
常により良い仕入先を探しています。
それはひとえに顧客満足度を高めるためです。
昨日現在仕入れている製品と
全く同じ商品をつくる工場を訪問しました。
製造現場を訪問するときの確認事項は多岐にわたります。
一例を挙げると・・・
・原料、部品の受入検査
・各組立工程とそのフロー、班長の仕事ぶり
・従業員の出身地、年齢、仕事ぶり
・品質管理部のレベル、具体的な品質確認方法、その機器
・国外発送に向く梱包資材を使用しているか、実際の梱包状態
・製品や各部品の細かい仕様の確認
・生産能力、取扱い商品、3Q6Sができているか
こういった現場の確認も大切ですが、
同じくらいに重要なのが
経営者や幹部社員、従業員との
何気ない会話から得られる
彼らの人柄、考え方や企業の方向性の見極めです。
全く同じ商品をつくるA社とB社を訪問しました。
厳しい価格競争の現状について
2人の社長は正反対のことを言いました。
A社の社長
「どんどん価格競争が激しくなり、販売価格は数年前と比べ1/5以下になり、部品一つ一つの品質をダウングレードせざるを得ない。そのためある程度の品質の犠牲はやむを得ない。」
B社の社長
「販売価格はかなり下がったが、製造ノウハウの蓄積によりコスト削減でき、品質問題やお客様からのクレームは今ではほとんどなくなった。」
A社とB社の商品を比べると外観は全く同じです。
たとえ組立工程の現場で、作業フローや電子部品を一つ一つチェックしても、
工場見学レベルではなく、もっと踏み込まない限り、その違いはわからないでしょう。
ただ現場で経営幹部や従業員との何気ない会話の中に
彼らの 「こころ」 の中に
製品製造に影響する
大きな違いを見いだすことができます。
「本当に大切はものは目に見えない」
これはわたしが好きな
サンテグジュペリ の「星の王子様」のことばですが、
それが当社が3現主義を大切にする理由です。